トップリーグ2015-2016 Day’s Report(7節、12月26日)
text by Kenji Demura
パナソニック、ヤマハ発動機がLIXIL CUPへ首位通過
グループ Aの残り3枠は東芝、近鉄、NTTコムに決定
26日、ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016最終第7節計8試合が行われた。
グループAでは王者パナソニック ワイルドナイツが地元の群馬・太田市運動公園陸上競技場でHonda HEATから計9トライを奪う猛攻を見せて64 -5で大勝。
総勝ち点を31に伸ばして、グループAでの1位通過を決めた。
東京・秩父宮ラグビー場の第2試合では、前節まで同グループ2位の東芝ブレイブルーパスと同3位のサントリーサンゴリアスが直接対決。
前半8分のWTB大島脩平を皮切りに前半3トライを重ねてリードした東芝が、後半のサントリーの反撃を試合終了直前のWTB長友泰憲のトライ(SOトゥシ・ピシのゴール)のみに抑えて25—14で勝利。
この時点で東芝は総勝ち点を26として、LIXIL CUP進出の条件となる4位以内を確定させたのに対して、サントリーは総勝ち点21のままとなった。
サントリー − 東芝戦と同時刻のキックオフとなった愛知・パロマ瑞穂ラグビー場の第2試合では、前節まで勝ち点21でグループA4位のNTTコミュニケーションズシャイニングアークスと同19で5位につけていた近鉄ライナーズが対戦。
前半23分のHO須藤拓輝のトライなどで NTTコムが前半は15—10とリードしたが、後半24分のSO重光泰昌のPG、同30分のFB高忠伸のトライ(SO重光ゴール)と得点を重ねた近鉄が20—18で際どく逆転勝ち。
この結果、勝ち点4を加えた近鉄の総勝ち点は23、ボーナスポイントの勝ち点1を加えたNTTコムの総勝ち点22となって、共にサントリーの総勝ち点21を上回り、グループAからはパナソニック、東芝、近鉄、NTTコムの4チームがLIXIL CUPに進出することになった。
一方、すでに神戸製鋼コベルコスティーラーズ、ヤマハ発動機ジュビロ、キヤノンイーグルス、トヨタ自動車ヴェルブリッツの4チームのLIXIL CUP進出が決まっていたグループBでは、ヤマハ発動機が33—19でキヤノンに快勝(東京・秩父宮第1試合)。
トヨタ自動車は後半35分のWTB彦坂匡克のトライで勝ち越し、神戸製鋼に32—25で勝利(兵庫・ノエビアスタジアム神戸)。
この結果、グループBの上位4チームの順位は以下のとおりで確定した。
①ヤマハ発動機(29)、②神戸製鋼(27)、③トヨタ自動車(26)、④キヤノン(25)
LIXIL CUP初戦は1月9日、以下のカードで行われる。
近鉄 – 神戸製鋼(11:40 愛知・パロマ)
東芝 – トヨタ自動車(14:00 愛知・パロマ)
NTTコム – ヤマハ発動機(13:00 大阪・キンチョウ)
パナソニック – キヤノン(13:00 神奈川・ニッパツ)
また、9〜16位決定トーナメント初戦は以下の組み合わせで行われることも確定した。
リコー – 豊田自動織機(11:40 東京・秩父宮)
サントリー – コカ・コーラ(14:00 東京・秩父宮)
Honda – NTTドコモ(11:40 東京・駒沢)
クボタ – NEC(14:00 東京・駒沢)