トップリーグ2015-2016 Day’s Report(6節、12月19日)
text by Kenji Demura
若手が溌剌! キヤノンがトヨタ自動車に快勝
ヤマハ発動機は神戸製鋼に大敗で今季初黒星
19日、ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016第6節計4試合が行われた。
注目のグループB上位4チームの直接対決は、前節まで1、2位のチームがともに敗れる波乱が続いた。
東京・町田市立野津田公園陸上競技場では、若手を多く起用したキヤノンイーグルスがトヨタ自動ヴェルブリッツを圧倒。
前半、風上を生かすかたちでWTB原田季郎の3PGで優位に試合を進めた後、いったんは逆転を許したものの、ハーフタイム直前のSO森田慶良のトライで再びリード。
後半に入ってもブレイクダウンの攻防で上回ったキヤノンが12分に再びSO森田、15分にCTB藤近紘二郎という電光石火の連続トライで大きくリード。
後半はトヨタ自動車にトライを許さず26—10で快勝。勝ち点を25に伸ばしてグループB2位に浮上した。
静岡・ヤマハスタジアム(磐田)ではヤマハ発動機ジュビロに今季初黒星がついた。
地元に神戸製鋼コベルコスティーラーズを迎えたヤマハ発動機だったが、立ち上がりから主導権を握ったのは昨季のLIXIL CUP セミファイナル(41—12でヤマハ発動機が大勝)のリベンジに燃える神戸製鋼。
前半16分のWTBアンダーソン フレイザーを皮切りに前半だけで3トライ。
後半も4トライを重ねた神戸製鋼に対してヤマハ発動機は後半28分、33分に2トライ(2ゴール)を返すのがやっと。
43—14という意外なほどの大差で神戸製鋼がヤマハ発動機を下し、グループB首位に立った(勝ち点はキヤノンと同じ25)。尚、マン・オブ・ザ・マッチにはひとりで4トライを記録した神戸製鋼WTB大橋由和が選ばれた。
グループB未勝利チーム同士の対戦となった東京・秩父宮ラグビー場第1試合はNECグリーンロケッツが20—12でコカ・コーラレッドスパークスを破り、今季初勝利。
同ラグビー場での第2試合ではNTTコミュニケーションズシャイニングアークスがHonda HEATを29—15で下して勝ち点を21に伸ばし、暫定ながらグループAの2位に浮上した。