トップリーグ2015-2016 速報サマリー(2節、11月21日)
text by Kenji Demura
パナソニック、NTTコムが勝ち点10
ヤマハ発動機もホーム開幕戦で大勝
21日、ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016第2節計7試合が行われた。
ヤマハ発動機ジュビロのホーム開幕戦となった静岡・ヤマハスタジアム(磐田)での一戦では、9,000人を超える地元ファンの前でヤマハ発動機が攻守に完璧なパフォーマンスを披露して豊田自動織機シャトルズを圧倒。
前半15分にFWがモールで攻めた後にCTBシアレ・ピウタウがゴールポスト付近に飛び込んだ先制トライを皮切りに、前半3、後半3の計6トライ。
注目のFB五郎丸歩も5ゴール、1PGを確実に決めて、ヤマハ発動機の得点は計43。
守っても「ポイント、ポイントで体張った選手がいたし、気を効かせた選手もいた」と、清宮克幸監督も納得の好守で完封勝ちを収めた(グループB)。
「FWを前面に出してフィジカルに戦えた。次につながる試合になった」(五郎丸)というヤマハ発動機にとっては、悲願のトップリーグ制覇に向けて、好調ぶりを地元ファンにアピールするかたちとなった。
京都・西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場の第2試合では、昨季の王者・パナソニック ワイルドナイツが近鉄ライナーズに対して前半13—20とリードされたものの、後半は開始2分で早くも2トライを記録するなど近鉄を圧倒し、最終的には20点差をつけて47—27で逆転勝ち(グループA)。
同・第1試合では、クボタスピアーズから計8トライを奪う猛攻を見せたサントリーサンゴリアスが55—14の大差で初勝利を挙げた(グループA)。
山口・維新百年記念公園陸上競技場での第1試合では、今季昇格を果たしたHonda HEATが終盤のリコーブラックラムズの追い上げを振り切って、24—18で接戦をものにし、2011-12シーズン以来となるトップリーグでの勝利をものにした(グループA)。
同・第2試合では、FBウィリー・ルルーのトライなどで前半リードしたキヤノンイーグルスに対して、NTTドコモレッドハリケーンズも後半2トライを返し、途中出場のSOハンドレ・ポラードも確実に2ゴールを決めたが、キヤノンが34—17のダブルスコアでNTTドコモを下して、初勝利を収めた(グループB)。
福岡・レベルファイブスタジアムでは前半だけで4トライを記録したトヨタ自動車ヴェルブリッツが35—18でコカ・コーラレッドスパークスに快勝(グループB)。
鹿児島・鴨池陸上競技場では後半11分以降に3トライ、3ゴール、2PGを重ねたNTTコミュニケーションズシャイニングアークスが東芝ブレイブルーパスに37—13で逆転勝ち(グループA)。
2戦2勝としたNTTコムはパナソニックと並んで勝ち点10を挙げる完璧な開幕スタートとなった。