トップリーグ2015-2016 速報サマリー(2節、11月22日)

  • 2015年11月22日

text by Kenji Demura

FW中心に前に出られるようになった神戸製鋼がNECを圧倒。勝ち点を9としてヤマハ発動機に並んだ photo by Kenji Demura

FW中心に前に出られるようになった神戸製鋼がNECを圧倒。勝ち点を9としてヤマハ発動機に並んだ
photo by Kenji Demura

スタンダード上げた神戸製鋼が開幕2連勝
NECは約8,000人の大観衆前で勝利ならず

22日、ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016第2節、最後の1試合となったNECグリーンロケッツ対神戸製鋼コベルコスティーラーズの一戦が千葉・柏の葉公園総合競技場で行われ、前半3個、後半4個の計7トライを重ねた神戸製鋼が46 -12で快勝した。

試合開始前のトスに勝ちながら、あえて前半風下を取った神戸製鋼は、開始4分に「まわりをリンクさせるポジション、影響力がすごい」とアリスター・クッツェーヘッドコーチが全幅の信頼を置くSHアンドリュー・エリスがパスダミーから大きくゲインして、ラストパスをLOアンドリース・ベッカーに通して先制。

NECの前半のトライをモールでの1本に抑える好守を見せた神戸製鋼は、前半32分にキックパスからWTBアンダーソン フレイザー、同37分には「シーズンに入って調子が良くなっている」というSO山中亮平の好リードでFB正面健司がNECゴールに駆け込んで、前半だけで3トライ。
同15分には山中がドロップゴールを決めるなど、風下の前半を20-7で折り返した神戸製鋼は、後半に入ると「今回の試合では仕留め切ることが目標だった」というFL橋本大輝主将の言葉通りに4トライを重ねて、46-12の大差でNECを退けた。

千葉県でのトップリーグの試合としては過去最多となる約8,000人の大観衆の前でいい試合をしたかったNECだったが、試合の経過とともに「ブレイクダウンのミス」(相澤輝雄総監督)が響いて後手に回るシーンが多くなり、地元ファンに勝利をプレゼントできなかった。

第2節を終わり、グループAではパナソニック ワイルドナイツとNTTコミュニケーションズシャイニングアークスが勝ち点10、グループBではヤマハ発動機ジュビロと神戸製鋼コベルコスティーラーズが勝ち点9で、それぞれ首位を争うかたちとなっている。

前半15分に「とっさの判断」からDGを決める神戸製鋼SO山中。まわりを生かしつつ自ら仕掛けるプレーも光った photo by Kenji Demura

前半15分に「とっさの判断」からDGを決める神戸製鋼SO山中。まわりを生かしつつ自ら仕掛けるプレーも光った
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多数駆けつけてくれた地元のファンに勝利をプレゼントしたかったNECだが、神戸の圧力の前に完敗 photo by Kenji Demura

多数駆けつけてくれた地元のファンに勝利をプレゼントしたかったNECだが、神戸の圧力の前に完敗
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