トップリーグ2015-2016 速報サマリー(1節、11月13日)

  • 2015年11月14日

text by Kenji Demura

前半だけで2トライを決めたWTB山田がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた(写真は前半3分の先制トライ) photo by Kenji Demura

前半だけで2トライを決めたWTB山田がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた(写真は前半3分の先制トライ)
photo by Kenji Demura

13日、ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016が開幕。
金曜ナイターでのオープニングゲームとなったのはトップリーグ2連覇中のパナソニック ワイルドナイツと3シーズン前の王者サントリーサンゴリアス。

立ち上がりからブレイクダウンの圧力で上回ったパナソニックが前半3分にSOべリック・バーンズのPGで先制。
同6分にはバーンズの絶妙なグラバーキックに反応したWTB山田章仁が左隅に飛び込んで初トライ。
その後もほぼ一方的に試合を支配したパナソニックが同11、17、33分とバーンズのPGで着実に点差を広げ、前半終了間際にはバーンズのアクロバティックなパスを受けた山田が体をねじ込むようにサントリーゴールに飛び込んで2トライ目。
「最初の試合だったのに、とても正確なプレーをしてくれた。熱意も十分だったし、楽しんでもいた」
ロビー・ディーンズ監督がそう大絶賛した通り、完璧と言っていいパフォーマンスを見せたパナソニックが前半だけで2トライ、2ゴール、4PGを重ねて、26点をリードして折り返した。

一方、「試合の入りからミスがあった。修正できなかった」(LO真壁伸弥主将)というサントリーも、後半に入るとボールキープを続けてアタックする時間が増えたが、「サントリーのアタック自体、ジャパンウェイみたいな感じ。代表でやっていたので強みも弱みも知っている。チームメイトに教えた」(堀江翔太主将)というパナソニックが鉄壁なディフェンスで対応。

後半立ち上がりのサントリーのアタックを守り切ったパナソニックが後半11分にバーンズのキックパスを受けたCTBのJPピーターセンがトライを決めて点差を広げ、現実的には勝負あり。

サントリーもようやく同20分にSOトゥシ・ピシが1トライを返すが、パナソニックも同27分にFL劉永男がダメ押しトライを決めて、最終スコアは38-5。

パナソニックが3連覇に向けて死角なしを印象づける好スタートを切った。

抜群のゲームコントロール力を見せてMOM級の活躍を見せたSOバーンズ photo by Kenji Demura

抜群のゲームコントロール力を見せてMOM級の活躍を見せたSOバーンズ
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SOピシの1トライのみに抑えられたサントリー。アタッキングラグビー不発 photo by Kenji Demura

SOピシの1トライのみに抑えられたサントリー。アタッキングラグビー不発
photo by Kenji Demura